リテラシーズ・ニュース

更新:[2016-03-25]

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【投稿募集:10月31日締切】
『リテラシーズ』第20巻特集「コミュニカティブアプローチを考える」

コミュニカティブアプローチという言語教育のアプローチが登場してずいぶん経ちますが,コミュニケーションという概念,何をもってコミュニカティブアプローチと呼ぶのか,また,現行のコミュニカティブアプローチの問題点などを体系的にレビューし,それを乗り越えるような実践を体系的に提案している研究論文は少ないようです。本特集では,これらの問題を考えるために,コミュニカティブアプローチが唱えられるようになった背景,「コミュニケーション」という概念の定義,コミュニカティブアプローチの根底にある教育理念などを批判的に考察する論文,また,それらの問題点を乗り越えるような日本語教育実践例を報告した論文を広く募集します。

企画委員長: 佐藤慎司(リテラシーズ編集委員,プリンストン大学)

  • 投稿締切: 2016年10月31日(必着)
  • 掲載号: 『リテラシーズ』第20巻(2016年12月発行予定)
  • 投稿案内: 『リテラシーズ』投稿規定・執筆要領
    • ただし本特集について分量は,1編につき,和文の場合40字×40行で20枚以内,英文の場合14,000words以内(いずれも論題,概要,キーワード,図表,注,文献等を含む)とする。
  • お問い合わせ: literacies@9640.jp(リテラシーズ編集委員会事務局)

投稿原稿は,リテラシーズ編集委員会にて厳正な審査のうえ採否を決定し,投稿者全員に査読結果を査読コメントとあわせてお送りします。過去の論文はバックナンバー(全文)をご覧ください(第20巻では,特集企画以外の「ことば・文化・社会の言語教育へ」のコンセプトに基づく,意欲的な提案も引き続き募集しています。こちらについては,通常の執筆要領・投稿規定に従います)。

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新刊:「リテラシーズ」叢書 ―― ことば・文化・社会の言語教育への新たな方向を指し示す

4 異文化間教育とは何か ―― グローバル人材育成のために

多言語多文化社会としての日本のなかで,アメリカの言語文化から生まれた異文化コミュニケーションや,異文化理解が語られることは多い。しかし,複数の言語や文化の間を往来し,自己のまなざしや存在そのものを他者へ開き,寛容を養う異文化間(インターカルチャー)教育はまだ十分に議論の対象となっていない。本書は,異文化間(インターカルチャー)教育の課題を人材育成との関連から明らかにし,21世紀におけるヨーロッパの言語教育の理念を解明する。2013年4月に京都大学で開催された国際研究集会「真のグローバル人材育成を目指して―その理念と実践」での報告並びに関連論文を収録。


  • 西山教行,細川英雄,大木充(編)
  • 2015年10月刊行[くろしお出版WEB
  • 定価:2,400円+税
  • A5判/248ページ

目次

第1部
序 今,なぜ「ことば・文化・アイデンティティ」か 細川英雄
第1章 異文化間教育とは何か フランシス・カルトン
第2章 「共に生きる」社会形成とその教育:欧州評議会の活動を例として 福島青史
第3章 ことば・文化・アイデンティティをつなぐ言語教育実践 細川英雄
第2部
序 異文化間教育はどのように生まれたか 西山教行
第4章 複数文化と異文化間能力 ダニエル・コスト
第5章 複言語能力の養成:大学の国際化の挑戦と課題 ダニエル・モーア
第6章 間を見つける力:外国語教育と異文化間能力 姫田麻利子
第3部
序 異文化間教育と市民性教育・グローバル教育 大木充
第7章 異文化間(インターカルチャー)市民教育:外国語教育の役割 マイケル・バイラム
第8章 グローバル教育の立場から見た異文化間と人材育成(仮) ケイツ・キップ
第9章 継承語・継承文化学習支援と異文化間教育の実践 落合知子

5 日本語教育学としてのライフストーリー ―― 語りを聞き,書くということ

インタビューという語り手と聞き手の相互行為をもとに共同で産出される個人の「ライフストーリー」について,「日本語教育学」の分野からその研究意義をまとめた画期的論文集。日本語教育におけるライフストーリー研究は,2000年代から浸透していったが,その普及の背景には,従来の実証主義的研究に対する反省がある。ライフストーリーインタビューをどのように行うか。だれが,何のために,どのように,それを考察し,記述するのか。これらの諸問題について答えを見出そうとする意欲的論文9編のほか,ライフストーリー研究の第一人者,桜井厚氏へのインタビューも収録。


  • 三代純平(編)
  • 2015年10月刊行[くろしお出版WEB
  • 定価:3,000円+税
  • A5判/304ページ

目次

序章 日本語教育学としてのライフストーリーを問う 三代純平
第1部 語りを聞く
第1章 あなたはライフストーリーで何を語るのか:日本語教育におけるライフストーリー研究の意味 川上郁雄
第2章 日本語教師・学習者そしてその経験者の「語り」を聞くということ:「日本語教育学」の探求をめぐるライフストーリー 河路由佳
第3章 ライフストーリー研究の展開と展望 桜井厚
第2部 ライフストーリー・パランプセスト
第4章 「グローバル人材」になるということ:モデル・ストーリーを内面化することのジレンマ 三代純平
第5章 ライフストーリー研究における「翻訳」の役割:言語間を移動するストーリーと語る言葉 谷口すみ子
第6章 ライフストーリーを語る意義 中山亜紀子
第7章 複言語環境で成長する子どものことばの学びとは何か:ライフストーリーに立ち現れた「まなざし」に注目して 中野千野
第8章 語り手の「声」と教育実践を媒介する私の応答責任:日本語教育の実践者がライフストーリーを研究することの意味 佐藤正則
第9章 日本語教育に貢献する教師のライフストーリー研究とは 飯野令子
第10章 日本語教育学としてのライフストーリー研究における自己言及の意味:在韓「在日コリアン」教師の語りを理解するプロセスを通じて 田中里奈

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