複言語・複文化主義とは何か――ヨーロッパの理念・状況から日本における受容・文脈化へ

表紙:『複言語・複文化主義とは何か』
  • リテラシーズ叢書 1
  • 細川英雄,西山教行(編)
  • 定価: 2,520円(税込)
  • ISBN: 978-4-87424-505-7 C3080
  • A5/192頁,2010年11月29日発売

新しい言語教育の鼓動が聞こえる――リテラシーズ叢書 1

「ヨーロッパ言語共通参照枠」(CEFR)の背景にある複言語・複文化主義について,その源流を辿りつつ,欧州と日本等の状況を概観。それぞれの言語教育分野における受容と文脈化の現状について,様々な立場からの論考を収録。

もくじ
  • 序 複言語・複文化主義の受容と展望(西山教行)
  • 第1部 複言語・複文化主義とは何か――ヨーロッパの理念・状況から
    1. 欧州評議会の言語教育政策(山本冴里)
    2. 複言語・複文化主義の形成と展開(西山教行)
    3. 複言語主義理念の受容とその実態(福島青史)
    4. 「ヨーロッパ教育」における「複言語主義」および「複文化主義」の役割(山川智子)
    5. 言語教育機関におけるCEFR文脈化の意義(櫻井直子)
  • 第2部 アジア・日本における受容・文脈化の現状と展望
    1. 「移動する子ども」として成長した大学生の複数言語能力に関する語り(尾関史,川上郁雄)
    2. 日本語学習者における複数のジャンルの獲得(大平幸)
    3. 『JF日本語教育スタンダード試行版』における複言語・複文化主義(山本冴里,新井久容,古賀和恵,山内薫)
    4. 多言語・多文化に開かれたリテラシー教育を目指して(福田浩子,吉村雅仁)
    5. 台湾の郷土言語教育が示唆すること(林初梅)
    6. 議論形成の場としての複言語・複文化主義(細川英雄)
  • 第3部 複言語・複文化主義関連文献一覧
    • 複言語主義に関する主要な先行研究・公式文書
  • 相互文化性の研究指標を求めて――あとがきにかえて(細川英雄)

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