2012年度(2013年1月)――多様なリテラシーを考える

第5回バイリンガル・バイカルチュラルろう教育シンポジウム

『複言語・複文化主義とは何か』

長いあいだ,ろう教育は聴覚障害児教育という狭い分野の中だけで実践,研究が行われてきました。ろう児の学力やリテラシーとは日本語の読み書きの力と捉えられているなど大変限定されてきました。そこで今回は,ろう教育だけにとどまらず,ディスレクシア,ロービジョンなどの当事者として研究されている先生方をお招きして,多様なリテラシーについて考えたいと思います。またギャローデット大学からリテラシー研究の第一人者Gárate先生をお招きし,基調講演も行います。ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしています。

プログラム

使用言語:日本手話・英語・日本語(手話通訳,日英語通訳がつきます)

10:00~10:05:開会あいさつ
斉藤道雄(明晴学園校長)
10:05~10:10:基調講演者紹介
佐々木倫子(リテラシーズ研究会)
10:10~12:00:基調講演「ろう児のバイ・リテラシーの育成」
Maribel Gárate(ギャローデット大学准教授)
質疑応答
13:00~14:00:「ディスレキシアのリテラシー」
神山忠(岐阜市立岐阜特別支援学校教諭)
14:00~15:00:「視覚障害者のリテラシー」
森田茂樹(ロービジョンケア実践家・視覚障害当事者)
15:15~16:15:事例研究「ろう児のリテラシー育成――〈浅田家〉プロジェクト」
森田明・松山樹里(明晴学園教諭)
16:15~16:55:パネルディスカッション「多様なリテラシーの研究と育成――非当事者の立場から」
パネリスト:斉藤道雄(明晴学園校長・ジャーナリスト),佐々木倫子(桜美林大学教授)
コーディネーター:小野広祐(明晴学園教諭)
16:55~17:00:閉会あいさつ
榧陽子(明晴学園教頭)

注意事項

  • 当日の申し込みはできません。必ず事前申し込みをしてください。
  • 会場内での写真撮影などはできません。
  • シンポジウムの様子などは明晴学園が撮影記録し,後日ホームページや報告書などで公開することがあります。写真やビデオに撮影され,こうした形で自身の映像が使用されることに不都合のある方は,当日受付に申し出てください。
  • 就学前の乳幼児は参加できません。
  • 付き添いや同行者,家族,グループでおいでの方も,一人ひとり個別に申し込みが必要です。代表者名のみの申し込みでは,付き添いの方などが当日会場に入れませんのでご注意ください。

本研究大会は,JSPS科研費 20220005(研究代表者:酒井邦嘉「言語の脳機能に基づく手話の獲得メカニズムの解明」)の助成を受けて開催されるものです。

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